教育課程編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)
文学部では,教育研究上の目的及び養成する人材の目的を達成するために,教育課程を「転換? 導入科目」,「教養科目」,「外国語科目」,「専門科目」の4つの科目群から構成することとし,教育課程全体の体系性?順次性を確保し,かつ教養教育と専門教育の有機的連携を図ります。日本語学科
(1)教育課程
- 「転換?導入科目」、「教養科目」、「外国語科目」では、中央教育審議会答申などで指摘されている重要性や意義を踏まえるとともに、養成しようとする知識や能力を明確にしたうえで、具体的な教育目標を立て、その教育目標に対応する科目群から編成しています。
- 「転換?導入科目」は、専門的な知識?技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点をもつための基礎となる内容を学ぶとともに、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身に付けることとしています。
- 「教養科目」及び「外国語科目」は、学部?学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた広い領域の知識?技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることで、多面的なものの見方の基礎を養成することとしています。
- 「専門科目」では、基礎?基本を重視し、専門の骨格を正確に把握させるとともに、科目間の関係や履修の順序、単位数等に配慮し、系統性と順次性のある教育課程の編成としています。
(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針
①人類の文化や社会、自然など共通に求められる幅広い知識の修得及び様々な角度から物事を見ることができる能力を修得するための科目を配置します。②日本語による言語活動の基礎となる理論や知識の修得とともに、高度な日本語情報処理に必要となるスキルを修得するための科目を配置します。
③日本語を主とする言語事象に関する情報の収集?分析に必要な知識を修得するとともに、日本語の体系を理解し、日本語を主体的に活用する能力及び日本語を教授する能力を修得するための科目を配置します。
④課題を発見し、解決に必要な情報を収集、分析するとともに、修得した知識?能力を活用し、問題を解決する能力を修得するための科目を配置します。
(3)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針
①学位授与に求められる体系的な教育課程の構築に向けて、初年次教育、教養教育、専門教育、キャリア教育等の観点を踏まえた編成としており、特に、初年次教育は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できる内容とし、キャリア教育は、卒業後も自律?自立して学習できる観点を踏まえた内容としています。②知識の理解を目的とする教育内容は、講義形式を中心とした授業形態を採るとともに、態度?志向性及び技能の修得を目的とする教育内容は、演習形式による授業形態を採ることとし、理論的な知識や技能を実務に応用する能力を身に付けることを目的とする教育内容は、実習形式や実践形式を交えた授業形態を採ります。
③学修者の能動的な学修への参加を促すために、教室内でのグループ?ディスカッション、ディベート、グループ?ワーク等をはじめとする能動的学修を導入するとともに、問題解決能力や批判的思考力を養うために、教室外での共同学習、ケーススタディなどによる発見学習、調査学習、体験学習を導入します。
④教育課程編成?実施の方針が、教育研究上の目的や人材養成の目的を達成するという目的のもとに策定され、かつ、教育課程の編成において、体系性と順次性が明確であることを示すために、授業科目の系統性を示す科目ナンバリングを導入します。
⑤年次やセメスターごとの教育内容の全体が俯瞰でき、時系列に沿った到達目標が理解できることで、学生が学習目標に沿った適切な授業科目の履修が可能となるように、卒業後の進路を踏まえた典型的な履修モデルを整備するとともに、CAP制の意義を踏まえ履修登録単位数を明示することとしています。
(4)教育内容?方法
1.転換?導入科目「転換?導入科目」は、専修大学の入門?基礎科目として位置づけられています。高等学校段階の教育と大学での教育を接続させるための初年次教育としての目的を重視して、少人数演習形式の「専修大学入門ゼミナール」を配置し、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力?思考力?プレゼンテーション力?文章力などの技能や能力を身に付けます。
また、専門的な知識?技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点をもつための基礎となる