教授?宮﨑 裕助

宮崎先生(差し替え用)
これまでの常識や慣習が通用しなくなった現代こそ、哲学や思想の力が試されているときはありません。迷宮のように入り組んだ現代思想の水先案内人としての役を果たすことで、思想や哲学の面白さを発見し、次の時代へと生き延びるための知をつかみとってもらえればと願っています。
宮﨑 裕助
教授



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教員データ

氏名?職位   宮﨑 裕助(YUSUKE MIYAZAKI)教授
文学部開講科目 ?西洋哲学史(現代)1?2
?哲学特殊講義4
?ゼミナール1?2?3
大学院開講科目 ?近代現代哲学特殊研究Ⅱ
?近代現代哲学特殊研究Ⅱ演習
?近代?現代哲学特講
?近代?現代哲学特講演習
略歴 兵庫県丹波市出身
1997年 東北大学文学部哲学科卒
1999年 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻修士課程修了
2003年 英国近現代ヨーロッパ哲学研究センター(CRMEP)修士課程修了
2007年 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了
2008年~2021年 新潟大学人文学部准教授
2021年4月より 専修大学文学部教授
専門分野 哲学?現代思想
研究キーワード ジャック?デリダ、イマヌエル?カント、脱構築、判断力、崇高、美学
所属学会 日本哲学会/日仏哲学会/日本倫理学会/実存思想協会/哲学会/表象文化論学会/日本カント協会/東北哲学会/美学会/日本アーレント研究会

主要業績

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単行本(単著)
2020年『ジャック?デリダ──死後の生を与える』岩波書店
2009年『判断と崇高──カント美学のポリティクス』知泉書館
単行本(共著?編著?論文集?事典など)
2023年『啓蒙思想の百科事典』日本18世紀学会編、丸善出版
2023年『『啓蒙の弁証法』を読む』上野成利?高幣秀知?細見和之編、岩波書店
2022年『精神分析のゆくえ──臨床知と人文知の閾』十川幸司?藤山直樹編、金剛出版
2021年『ハイデガー事典』ハイデガー?フォーラム編、昭和堂
2020年『アーレント読本』日本アーレント研究会編、法政大学出版局
2019年『ドゥルーズの21世紀』檜垣立哉?小泉義之?合田正人編、河出書房新社
2018年『新?カント読本』牧野英二編、法政大学出版局
2018年『21世紀のソシュール』松澤和宏編、水声社
2017年『共にあることの哲学と現実──家族?社会?文学?政治』岩野卓司編、書肆心水
2016年『終わりなきデリダ』齋藤元紀?澤田直?渡名喜庸哲?西山雄二編、法政大学出版局
2016年『続?ハイデガー読本』秋富克哉?安部浩?古荘真敬?森一郎編、法政大学出版局
2015年『カントと現代哲学』カント研究会編、晃洋書房
2015年『連続講義 現代日本の四つの危機──哲学からの挑戦』齋藤元紀編、講談社選書メチエ
2015年『労働と思想』市野川容孝?渋谷望編、堀之内出版
2014年『感性学──触れ合う心?感じる身体』栗原隆編、東北大学出版会
2013年『感情と表象の生まれるところ』栗原隆編、ナカニシヤ出版
2013年『人文学と制度』西山雄二編、未來社
2012年『カントを学ぶ人のために』有福孝岳?牧野英二編、世界思想社
2012年『世界の感覚と生の気分』栗原隆編、ナカニシヤ出版
2011年『カントと日本の哲学』日本カント協会編、理想社
2011年 Glauben und Wissen in der Geistesgeschichte, ed. Kurihara Takashi, Graduate School of Modern Society and Culture, Niigata University
2011年『近代哲学の名著』熊野純彦編、中公新書
2009年『ヨーロッパ現代哲学への招待』伊藤直樹?齋藤元紀?増田靖彦編、梓出版社
2009年『哲学と大学』西山雄二編、未來社
2007年 Phenomenology 2005, vol.1, eds. Cheung Chan-Fai and Yu Chung-Chi, Zeta Books
2006年『実存と政治』実存思想協会編、理想社
2006年『現代批評理論のすべて』大橋洋一編、新書館
2006年『いま、哲学とはなにか』小林康夫編、未來社
翻訳
2022年 ジャック?デリダ『メモワール──ポール?ド?マンのために』宮﨑裕助?小原拓磨?吉松覚訳、水声社
2021年 アレクサンダー?ガルシア?デュットマン「共犯者」「補遺 オリヴァー?フォーゲルへの手紙」『いま言葉で息をするために──ウイルス時代の人文知』勁草書房
2021年 ジャン?マリ?ベサード「「しかし彼らは狂っているのだ」──「第一省察」の論争の的になった一節について」宮﨑裕助?金田康寛訳、『知のトポス』第16号
2020年 ジャコブ?ロゴザンスキー「真理がなければならない──デリダの真理論について」宮﨑裕助?桐谷慧訳、『知のトポス』第15号
2020年 ロドルフ?ガシェ『脱構築の力──来日講演と論文』宮﨑裕助編訳、入江哲朗?串田純一?島田貴史?清水一浩訳、月曜社
2019年 スタンリー?カヴェル「近代哲学の美学的諸問題」宮﨑裕助?高畑菜子訳、『知のトポス』第14号
2018年 アレクサンドル?コイレ「フランスにおけるヘーゲル研究の状況報告」小原拓磨?宮﨑裕助訳『知のトポス』第13号
2017年 フランソワーズ?ダステュール「差異の問い──デリダとハイデガー」宮﨑裕助?松田智裕訳、『知のトポス』第12号
2016年 ヴェルナー?ハーマッハー「文学的出来事の歴史と現象的出来事の歴史とのいくつかの違いについて」宮﨑裕助?清水一浩訳、『知のトポス』第11号
2015年 ジャック?デリダ『哲学への権利 2』西山雄二?立花史?馬場智一?宮﨑裕助?藤田尚志?津崎良典訳、みすず書房
2015年 ジェラール?グラネル「ジャック?デリダと起源の抹消」宮﨑裕助?松田智裕訳、『知のトポス』第10号
2015年 マイケル?ナース「デリダ最盛期」宮﨑裕助?島田貴史訳、『現代思想』2015年2月臨時増刊号
2014年 ジャック?デリダ「アメリカ独立宣言」『思想』2014年12月号
2013年 ヴェルナー?ハーマッハー「エクス?テンポレ──カントにおける表象(Vorstellung)としての時間」(上)宮﨑裕助?清水一浩訳、『知のトポス』第8号/同(下)第9号、
2013年 エッカート?フェルスター「カント以後の哲学の展開にとっての『判断力批判』第七六~七七節の意義」[第一部]宮﨑裕助?大熊洋行訳、『知のトポス』第8号/同[第二部]第9号、2014年
2013年 ヴェルナー?ハーマッハー「読解不可能性」竹峰義和?宮﨑裕助訳、『思想』2013年7月号
2013年 アレクサンダー?ガルシア?デュットマン「婉曲語法、大学、不服従」『人文学と制度』西山雄二編、未來社
2012年 ポール?ド?マン「ジャック?デリダ『グラマトロジーについて』のルソー読解」『現代思想』2012年10月号
2012年 ポール?ド?マン『盲目と洞察──現代批評の修辞学における試論』宮﨑裕助?木内久美子訳、月曜社
2012年 ロドルフ?ガシェ「ヒュポテュポーシス──カントにおける感性的描出(hypotyposis)の概念についてのいくつかの考察」宮﨑裕助?福島健太訳、『知のトポス』第7号
2011年 ダニエル?ヘラー?ローゼン「万人の敵──海賊と万民法」宮﨑裕助?星野太訳、『現代思想』2011年7月号
2010年 ニール?ハーツ「ロンギノス読解」宮﨑裕助?星野太訳、『知のトポス』第6号
2010年 サミュエル?ウェーバー「ならず者民主主義」河野年宏?宮﨑裕助訳、『みすず』第583号/同 第584号
2010年 ジャコブ?ロゴザンスキー「「Ungeheuer なもの」の限界で──カント『判断力批判』における崇高と怪物的なもの」『知のトポス』第5号
2009年 クリストファー?フィンスク「〈言語〉の要求──人文学擁護のために」『現代思想』2009年11月号
2009年 ポール?ド?マン「批評と危機」『表象』第3号
2009年 サミュエル?ウェーバー「大学の未来──カッティング?エッジ」河野年宏?宮﨑裕助訳、『現代思想』2009年4月号
2007年 サミュエル?ウェーバー「人文学の未来──実験すること」門林岳史?宮﨑裕助訳、『表象』第1号
2006年 ヴェルナー?ハーマッハー「ヘーゲルの読解行為──「吐き気」をめぐるトロープ操作」『SITE ZERO/ZERO SITE』第0号、メディア?デザイン研究所
2003年 アレクサンダー?ガルシア?デュットマン「NEVER BEFORE, ALWAYS ALREADY──アガンベンと関係のカテゴリーについてのノート」『月曜社通信』2003年5月25日号
2002年 ジャック?デリダ『有限責任会社』高橋哲哉?増田一夫?宮﨑裕助訳、法政大学出版局
論文(雑誌?紀要?研究成果報告書など)
2021年「情動の退隠──フロイトと現代ポピュリズムの問い」『エクリヲ』第13号
2020年「グローバル?パンデミックにおける信と知──デリダの自己免疫論とコロナ?ピューリタニズム」『現代思想』2020年11月号
2019年「「歴史をつくる」──ジャック?デリダの系譜学的脱構築にむけて」『立命館大学人文科学研究所紀要』第120号
2019年「政治的判断力と観想的判断力を架橋する──アーレントの判断力論再考」『Arendt Platz』第4号、日本アーレント研究会
2018年「プロト脱構築について──ルター、ハイデガー、デリダ」『現代思想』2018年2月臨時増刊号
2016年「シラーの「遊戯衝動」から、カントの「物質的視覚」へ──ポール?ド?マンの歴史的唯物論にむけて」『シェリング年報』第24号
2015年「文献学への新たな回帰?」『現代思想』2015年11月号
2015年「美的情動批判──ポール?ド?マンの美学イデオロギー論再考」『社会思想史研究』第39号
2015年「呼びかけとしての友愛、哀悼としての友愛──ジャック?デリダの友愛論におけるアリストテレス的伝統について」『現代思想』2015年2月臨時増刊号
2014年「国家創設のパフォーマティヴと署名の政治──ジャック?デリダの「アメリカ独立宣言」論」『思想』2014年12月号
2014年「ジャック?デリダ──職業(プロフェッション)としての言語行為」『POSSE』第22号、堀之内出版
2014年「限定的ミメーシスか